驚くほど分厚くて大きい油揚げ。その油揚げに国産素材を使った寿司飯を詰めた「焼きいなり」は、こんがりパリッとした皮の食感と大豆の香ばしい風味が魅力です。さらに、噛みしめれば揚げに染み込んだダシと寿司飯の旨みがジュワッと口いっぱいに広がります。大きなサイズもなんのその。ペロリといける美味しさです。
手作りならではの温かさと懐しさがありながらも、甘くない大人の「焼きいなり」。甘い煮汁がしみ出る従来のいなり寿司とは全くの別物です。初めての人は初めての味に感動と衝撃を覚えることでしょう。
白山麓・旧白峰村には、美味しい堅豆腐で知られる山下ミツ商店があります。「焼きいなり」の油揚げは、その商店で作られた焼きいなりのためのこだわりの逸品。その商店ではそれまでいなり寿司用の皮は作られていませんでしたが、私たちの「どこにもない、美味しいいなり寿司を」という熱意から、特別に作っていただけることになりました。
共同でさまざまな油揚げを試作した末、寿司飯と馴染みやすいよう内側を粗いスポンジ状にするなど様々な工夫を凝らした大きな油揚げが完成しました。
国産大豆、天然にがり、霊峰白山の名水を原料に、大豆の香りが広がる油揚げ。直火で焼くと、より美味しくなるのが特徴です。
油揚げだけでなく、焼きいなりには他にも様々な美味しさの工夫が詰まっています。
まずは、ダシ。金沢・大野の醤油をベースに、みりん、カツオなどを配合した、油揚げに1番合うダシを使っています。油揚げはそのダシに一晩浸します。その翌日が、焼きの工程。常に油揚げをひっくり返して焼き過ぎないよう気をつけながら、1枚1枚丁寧に手焼きすることが美味しさのポイントです。程よい焼き目が付いたところで登場するのが、瞬間冷凍機。この冷凍機で2〜3分冷ますのですが、それは美味しさのためであり、衛生面のためでもあります。そして最後に、寿司飯を詰めて冷凍します。寿司飯の重さとバランスの良い詰め方に配慮しながら、素早く詰めることで素材の旨みを封じ込めます。
美味しい焼きいなりは、ひとつひとつに作り手の想いを込めた手作業から生まれているのです。
「焼きいなり」が最も美味しいのは、焼きたての状態。“その美味しさを多くの人々に味わっていただきたい”という想いから、焼きたての状態をキープできる冷凍技術に挑み続けてきました。何度も失敗を繰り返しましたが、ついに私たちが求めていた冷凍機に巡りあえたのです。
こうして誕生した「冷凍焼きいなり」は、電子レンジでチンするだけで、焼きたてのアツアツを家庭でも手軽に楽しめます。味の高い再現力から、通販でお取り寄せするファンも多く、今は冷凍が生産総数の9割を占めています。自宅でももちろん、大切な方へのギフトとしても多くの人々に喜ばれています。一方、常温の焼きいなりも人気。空弁やサービスエリアなどで気軽に購入できます。旅のお供に、お土産にいかがでしょうか。
「焼きいなり」の現在のラインナップは「五穀米」「鶏ごぼう」「ちらし」「ホタテ」「金時いも赤飯」となっております。今後も味のバリエーションを増やしていく予定です。『加賀守岡屋』は常に新しく、変わり続けていきます。
当店自慢のダシにうす味をつけ、日本海能登沖のいかと一緒にふっくら炊き込みました。
いかと醤油の良さを最大限に引き出すため、できるだけたくさんのイカを入れ、加賀の老舗醤油屋さんと研究を重ねて作り上げた、特製たれを丁寧に焦がさないよう、職人が丁寧に何度も繰り返し付けて焼き上げた、すべて手作業の品です。
表面はパリッとし内側はもっちり、いかがたっぷり入った懐かしい味わいです。是非味わってみてください。
昔懐かしい味わいが人気の「おやき」です。元は信州地方で広く食べられていた郷土料理でしたが、今や全国的な知名度を誇る料理となりました。素朴な味わいを「加賀守岡屋」風にアレンジを加え、美味しさを引き立てています。
加賀野菜の「よもぎ」と「金時草」を使用。「よもぎ」は中に牛しぐれ煮が入った素朴な味わいです。「金時草」は加賀の夏を彩る鮮やかな紫色と風味、中には加賀レンコンのきんぴらが入って食感も楽しめる一品です。